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色即是空ー1 [仏道]

 色は我々が認識可能な対象。
 「空」は我々が作り出した「概念」を破壊するための「概念」です。この世に対しての執着や忌避から解放され自由(寂静)になるために使えばいいのです。
何故「概念」を破壊しなければならないのでしょうか。それは、「概念」によってこの世で迷い囚われているからです。
 進化の過程で手に入れた「言葉」と「概念」が自由の障害になっています。色は本来思慮分別されるものではありません。「概念」によって分別が起こり、執着や忌避となり「苦」となります。
 この世で普通に生活して寂静を得ることができるのが当然と仮定してみます。世間が正しければ悩む人などいません。この社会の知識や常識や物の見方で寂静となれれば「観念」を破壊する必要などありません。
 図書館に行って本に書いてある知識を理解するか、大学に入って修士や博士を取れば寂静を求める必要はありません。ただ記憶して吐き出すだけの知識や、概念をつぎはぎして構築する論理的思考によって達成するなら、義務教育を終えた人に修行など意味はありません。

 複雑化や混沌の中において、迷うことなく過ごすことができるでしょうか。科学知識や学問がどんどん増えていくばかりです。知識が増えたから正解に出会うチャンスが増えるというわけではないようです。
 逆に、作り出された知識や概念は原点からどんどんかけ離れていくため、正解を得ることがより困難な作業になります。不要な記憶や概念や思考が無くなればなくなるほど、見出されやすくなるのではないでしょうか。

 「空」の解釈にこだわり、「空」を理解しようとすることが「概念」の罠にはまります。「空」の概念よりも、言葉や思考なしに対象を知覚することができるようになり、対象に囚われなくなればいいだけのことです。

<注:勝手な個人的な見解の部分がありますので、鵜呑みにせずに仏道の修行による智慧によって確証することをお願いいたします。
引用もしくは酷似表現の場合は、タイトル及びアドレスの明記をお願いいたします。

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